蒔絵と美味しい物と私

新潟県在住アラフォー♀。 蒔絵描き。元DTPデザインしてました。ぽっちゃりアラサーです。日本の歴史ある伝統的な芸術が好きです。

タグ:蒔絵

秋が終わった
紅葉が散るとそう思う

燃えるような赤も、まぶしい黄色も
目が覚めるような色で
散りゆく最期の美しさが儚いわ

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子と一緒にたくさん公園に行った
来年は幼稚園へ行く予定だから、平日にのんびり公園へ行くことも減る
そう思うと、時々寂しい

あちこち行ってしまう子に翻弄されながら…
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11月はたまに夏日かと思うほど暑かった
落ちた葉っぱでたくさん遊んだ
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去年よりも、ハッキリとした自我で
紅葉を楽しむ我が子の成長を記録できた
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さて、蒔絵でも「秋草」の図はよく描く機会があった
俗にいう秋の七草という図案
「春の七草」の方が有名だけど何が違うの?
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春の七草新芽の滋養を食すことで邪気を払い、1年の無病息災を祈願するもの

それに対して秋の七草は、秋を彩る美しい草花を眺めて楽しむもの
春と違って食べる事を重視していないのが「秋の七草」
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ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウの、7つの“花”

秋風に乗って、柔らかくしなる様が特徴だけど…
柔らかさを表現するのに、激細の筆で描かないといけないのが難しい
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もっともっと修行が必要だ…

さて、今年もとにかく美しかった秋
また来年…





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ちょっと奥さん
停まった宿でアートが楽しめるって素敵じゃない??

▼こちらよ


す・て・きぃーーと思わず唸ってしまったわ



アートが生活に入り込むってイイネ~
だって、美術って生きるために必要なものじゃないからさ…

でも、だからこそ
その分野に力を入れられるのって
国や企業や個人が、豊かなしるしだよな~とも思うんだ…
(がんばれーアート界~)

woman_idea


競い合って、
「より良いものを!」と思う作家さんが増えると
その業界は発展するよね…
伝統的な「和」だって、まだまだその可能性は秘めてると思うわ




*:--☆--:*:--☆--:




コチラは師匠の蒔絵なんだけれど、
正方形のマス目一つひとつに、
四季折々の絵を描いて、タイルみたいに敷き詰めている作品

1510046787534
(素晴らしい花丸紋の数々)


この画…一体、何処に描かれていると思います??


それはね…




お仏壇の天井なの





だから、お客様はずーっと気づかなかったみたい……
「まさか天井に、こんな絵が描いてあるとは…」
と驚いたらしい


身近に素晴らしい芸術が眠ってる、だなんて
ナニそれちょっとしたサプライズじゃない??
お寺の本堂、さながらの芸術品が日常にあるだなんて
すごく贅沢なお仏壇だわ~と



ただ、気づかれないとちょっと寂しいね…
ははっはははは…(遠い目)





「より良いものを!」という作り手の想いが
その業界の発展を促すのは、間違いないと思ったわ
師匠の時代は、まだ競い合っていたみたいだから…

…今や、道具すら入手困難な程の下火よ




*:--☆--:*:--☆--:






さて、
天井画で有名なのが、京都にある「信行寺」
ここには、な、な、なんと
最晩年(83歳)の伊藤若冲さんが描いたとされる天井画がある
168図という膨大な数を描き上げたという…
ひょえーーー

いつか見てみたいなー
(特別な時じゃないと見れないみたい)






現代も歴史も
大事にしていきたいよね

だって「今の現代」だって、何れ「歴史」だもんね












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蒔絵修行中の身でありながら
描かせていただけるチャンスが舞い込むって
どれだけ自分が恵まれているんだろうと
ふと土下座したくなります(←誰に)

****

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あらかた蒔き終えたら
重ねて漆で筋を描いていきます↑↑
これ…失敗すると大変なことになるんです…

なぜなら…
漆を消すには、テレピンという精油で
拭き取らなければならなりません
未熟な私は、下に蒔いてある色さえ
取れてしまう現象にさいなまれてしまうのです~
どうして~~

せっかく蒔いた色がおかしくなってしまうので
やり直しするとしたら前回の工程からやり直し…
もう投げ出したい気分になります~
なので慎重に慎重に描いていきます

*****

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あらかた筋を描き終えたら
たっぷり金粉を蒔きます
あ~1グラム8,000円以上の金が~~
とか思っちゃうんですが
師匠に教わったコツは

「金粉をたっぷり、使う事
 決して金粉をケチってはいけないよ」

線を描く時は、たっぷり漆を筆に付けて
擦れないように描くので
金粉があまり付いていないワタが当たってしまうと
ワタに漆が付着してしまい
結果、ちいさな無数の点が出来てしまうのです!!


金粉をたっぷり使わないと失敗する、て…
本当に贅沢な芸術だと思います

*****

未だ師匠の言葉を
ひとつひとつ思い出しながら
作業してます

2020-09-19-16-31-55-719


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2020-09-05-14-57-58-617
漆が完全に乾いた後に
再び違う漆を
上から薄ーく塗ります

これが言わば接着剤の役目をして
粉をくっ付かせるんですね
ここからが鬼難しい作業なんですが
温度や湿度によって
どのくらい乾かすかかが違ってきます

2020-09-05-15-18-51-797
勘でイケるッと思ったら
自分の蒔きたい粉(色粉や金粉)を
わっと蒔きます

こんな感じの作業が
まだ膨大にあります
ヤバいです
すでに追い詰められています

しかもこのタイミングで
筆がご臨終しました
おおおおおおお落ち込んだって仕方がないので
(かなり動揺しております)
違う筆で代用していこうと思います

*****

9月って事を忘れそうになる暑さですが
秋はなんといっても
日本を代表する光景の1つ「紅葉」が楽しみです

燃えるように色づく光景は真っ直ぐに美しいと思います
だけど、すぐにハラハラと散ってしまいますよね
昔から、その情景の無常さや哀れさが
それもまた美しい!とされていました

そんな日本人独特の美意識を
自分も大事にしていきたい所存です

物悲しさの「美」を
存分に感じられるのが「秋」の醍醐味…ですね~

(まだまだ先だわ~)

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仏壇のキャッチコピーは
「家の中の小さなお寺」

歴史的にみると
一般の家に仏壇が広がったのは室町時代
庶民の家まで普及したのは江戸時代だそう
結構最近ですよね~

江戸幕府の宗教政策として
「各家庭は寺院の檀家になれ~!」
と義務付けられて
仏壇はその証として定着してそうです

*****

そんな想いの場所に
描かせていただけるなんて
本当に有難いことだと噛みしめております

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上が「蓮水」です
ダイナミックで柔らかい葉と
どっしりと鮮やかな花

下の細長いものが「秋草」です
秋の風が吹き抜けるような
細かくて繊細な題材です

*****

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私を毎度
震え上がらせる「家紋」です
手書きで文様を描く緊張感は
半端じゃないです

*****

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蓮の葉は、色んな緑を施すことで
リズムを出し、それぞれの個を重んじました
そして花びらが散ることで
儚さ、そして愛しさ美しさが加わった「蓮水」を
描かせていただきました

*****

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仏壇の「壇」とは
「花壇」や「祭壇」のように
通常より一段高く作った場所、の意味です

仏壇は見上げてお祈りをする場なので
扉の「蓮水」は下から見上げているように
水面部分を大きくとった構図に致しました

ぜひ、仏壇の前に座って見上げていただき
信仰する宗派、故人を供養する、
其々の想いで、手を合わせていただけたらと思います


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蒔絵アイテム
真綿さん

これに金粉を付けて
漆絵に蒔きます
今日は新しいのを下したので
真っ白でふわふわで
雲のように可愛かったので
思わずパシャッ

*****************

真綿とはコットンとは違います
着物やお布団の中に入っている
ふかふかのアイツです
(にしても真綿の布団は高額ですね)

*****************

真綿=絹=シルク
皆イコールです

シルクなんて最高の衣料素材ですよね
フォーマルドレスから着物まで
クレオパトラから卑弥呼まで
世界中の女性が魅了されている
あのシルク…を道具として使う蒔絵
なんて贅沢な~

私自身シルクの服なんて
ほとんど持っていないというのに…

今は師匠から譲ってもらったものを
ちまちま使ってますが
無くなったら一体どこで手に入れるべきか
頭を悩ましております

*****************

今のうちにこの
ふわふわに癒されておきます
(もみもみ…)

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