蒔絵と美味しい物と私

新潟県在住アラフォー♀。 蒔絵描き。元DTPデザインしてました。ぽっちゃりアラサーです。日本の歴史ある伝統的な芸術が好きです。

タグ:仏壇蒔絵

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もう少し
もう少し

と自分を励ましながら
進めています


作業は小さな小さな部屋で
行っているので、
ストーブを炊くと
5分も経たぬうちに
ホカホカと暖かくなり
超絶な眠気が襲ってきます

まぶたよ、
どうか、どうか
離れてくれ……

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下描きを
ちゃんとすることが
最初の一歩

この後、パラフィン紙という
透けるほど薄い紙に
写していきます


蓮華とはハスの花のこと
沼や泥の中からも美しく咲くことから

「泥にもがくような辛いことが多い人生でも
 心は汚れず美しくありましょう」

という仏教の教えに通ずるものがある花だそう
仏教に欠かせない花です

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「松」は常に緑を保つことから
神様を待つ木とされ
「神様どうぞ松に宿ってください
 お守りください…」

という意味があるそう


「鶴」は
夫婦仲がよく一生連れ添うことから
「仲良きことの象徴」
さらに、
鳴き声が遠くまで届くことから、
「天に届く、天上界に通ずる鳥」

という意味があるそう



由来を知ると、想いが込めやすいですね
(描いている時は時間に追われて
 それどころじゃなくなっていくんですけれども)

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お仏壇の蒔絵
竹はツンツンと
梅は丸く


私が描いたものは
おそらく私よりも長生き

死んだ後も残ると思うと
背筋が伸びる思いです


笑われるような物を残してはイカン
と、自分を叱咤する日々

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本日も仏壇の蒔絵

我ながら、最初に描いたものよりも
最後に描いたものの方が
良くなっている気がします

目に見えてハッキリというわけでなく
微々たるものですが…
でもでも、私とっては大きいことです


「描けば描くだけ、
 上手くなっていくよ!
 下手でもいいから、
 描きつづけなさい!」
私の師匠が言ってくれた言葉

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黙々と唐草模様を描いています。
赤色のお仏壇。

ウーン、
黒い仏壇とはまた違う感覚で難しいです。
漆の混ぜ方からして難しい。

この唐草作業はしばらく続きます…

ウーン、

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